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コラム

突然起こるトラブル!オートバイのバッテリー上がりの原因と対策を解説

2024年09月06日
突然起こるトラブル!オートバイのバッテリー上がりの原因と対策を解説

バッテリー上がりは突然起こるトラブルと思われがちですが、それにはきちんとした原因があります。バッテリー上がりの原因を理解することで、適切な対策を立てることも可能です。今回はオートバイのバッテリー上がりの原因とその対策について詳しく解説します。バッテリー上がりときの応急処置についても触れています。オートバイのメンテナンスに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

オートバイのバッテリー上がりの原因

突然起こるトラブルと思われがちなオートバイのバッテリー上がりですが、それには原因があります。ここで挙げた原因が思い当たる方は、すぐにバッテリーをチェックしてみてください。

長期間の放置

オートバイのバッテリーは、常に「自然放電」しています。使用していなくてもバッテリー内の電力が徐々に減少していくのです。長期間にわたり放置が続くと、充電されずに自然放電だけが進み、バッテリーも上がってしまうこともあります。

ライトのつけっぱなし

オートバイの駐車灯やヘルメット収納スペースの照明を消し忘れた場合、一晩でバッテリーが上がってしまうこともあります。とくに昼間は照明が点灯しているかどうかが見えにくいため、オートバイから離れるときにはしっかりと確認しましょう。

発電・充電装置などの故障

ステーターコイルなど発電・充電装置の故障による充電量不足や、配線の劣化による放電・電圧不良による、バッテリー上がりも考えられます。

バッテリーの寿命

バッテリーの寿命も原因として考えられます。バッテリーは、2〜3年の使用または約5万kmの走行で寿命を迎えるとされているのです。定期的にメンテナンスを行うことで寿命を延ばせるものの、バッテリー上がりを起こす前にて早めに交換しましょう。

その他の原因

その他にも事故によるバッテリー内部の損傷や、バッテリーの端子のゆるみによる接触不良、バッテリーの初期不良などがあります。

オートバイのバッテリー上がりときの応急処置

もしもオートバイのバッテリー上がりで立ち往生した場合、JAFに依頼するしかないでしょう。しかしJAFの会員でなければ、高額な費用が発生します。そこで自力で対処できる方法について詳しく見ていきましょう。

キックスタートやジャンプスタートを試してみる

オートバイのバッテリーが上がってしまった場合、最初にやってみるのがキックスタートや押し掛けです。キックスタートは、エンジン側面の折り畳み式のキック(棒)を踏み込むことで、クランクシャフトを直接回転させてエンジンを起動する方法です。

もしオートバイにキックが装備されていない場合は、押し掛けを試してみてください。これはオートバイを押してエンジンを起動させる手法です。まずはギアを2速にしてクラッチを切ったまま、オートバイを押して走り出します。スピードが出たら飛び乗り、その瞬間にクラッチをつなぐのです。

しかし最近のオートバイは電子制御が進化しており、これらの方法が適用できないモデルも存在します。そのような場合に試すべきは、ジャンプスタートです。これにはジャンプケーブルとジャンプスターター、または他の自動車などの電源が必要で、これらを使って上ったバッテリーに電力を供給するのです。

バッテリーを外してオートバイショップで充電

キックスタートやジャンプスタートができない場合には、近隣のオートバイ専門店でバッテリー充電をお願いする方法が考えられます。なお充電可能なガソリンスタンドもありますが、サポートを受けられないことが多いでしょう。

最後は新品交換

上記の方法を試してもダメな場合、または充電後すぐにバッテリーが再び上がってしまう場合もあります。その際はバッテリーの寿命が尽きているか、電気系統の問題が考えられます。

通常バッテリーは使用開始から約4〜5年で交換が必要とされているものです。現在使用中のバッテリーが5年程度経過している場合、それは単にバッテリーの寿命が来ていると考えられ、交換が必要でしょう。自分でバッテリーを交換する際は、「マイナスからプラス」の順で端子を取り外し、取り付けるときはその逆の「プラスからマイナス」の順で行います。この順序を間違えるとショートする原因となるため、注意が必要です。

オートバイのバッテリー上がりの対策

ここまで説明してきた原因を踏まえた上で、オートバイのバッテリー上がりを起こさないための対策について考えてみましょう。

バッテリー上がりのサインを見逃さない

オートバイのバッテリーの電力量が減少すると、まず次のような現象が現れます。こうした現象はバッテリー上がりの前触れの可能性があります。見逃さないようにしましょう。

  • セルモーターのパワーが弱まる
  • ホーンの音量が下がる
  • ライトなどの照明が暗くなる

上記以外にも「何かおかしいな」と感じたら、すぐにバッテリーの充電や交換など、適切な対策を取りましょう。

定期的にオートバイに乗る

オートバイのバッテリーは、オートバイが動いていないときでも放電し続けます。長い間オートバイを使用しないと、自然放電が進行し、バッテリーも上がってしまうことは珍しくありません。自然放電を防ぐ最善の方法は、定期的にオートバイに乗ることです。エンジンを起動して運転することで、バッテリーを充電された状態に保てます。

長期間乗らないときはバッテリーを外す

長期出張や入院など、長期間オートバイを使用しないときは、オートバイからバッテリーを取り外しておきましょう。取り外したバッテリーを冷暗所に保存すれば、自然放電量を減らせます。充電器があれば、バッテリーを充電しておくのがよいでしょう。

またオートバイのバッテリーを「取り外す」「取り付ける」際は、「取り外すときはマイナス端子から」「取り付けるときはプラス端子から」が基本です。この順序を逆にするとショートする危険がありますので、注意が必要です。

まとめ

今回はオートバイのバッテリー上がりの原因とその対策、そしてバッテリー上がりの応急処置について詳しく解説してきました。本文では触れていませんが、何より確かな品質のバッテリーを選ぶことが大切です。

「株式会社ブロード」は創業以来70年、バッテリーのエキスパート商社として最高品質で、コスト効率のよい商品をお届けしてきました。世界2位のシェアを誇るダイナボルト社と共同開発したバッテリーも、たいへん好評です。バッテリーの調達にお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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